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樋口健二「アジアの原発と被曝労働者」 [本]

ソーシャルライブラリーで登録できなかったので久しぶりにブログにアップ。
どうしてかな。いろいろ理由は予想されるけど、
わかんないからいいや。

樋口健二「アジアの原発と被曝労働者」八月書館 読了。

マレーシアで三菱化成が放射性廃棄物を不法投棄していたのが一番ショックだった。
著者がアジアに取材に行くと、
原発や核廃棄物の悲惨さと二次大戦前後の日本軍の仕打ちがセットになってしまうのも
読んでいて辛かった。
重すぎてこれ以上の感想はかけないけれど
もっと手に入れたものを大切に重く受け止めて生きていこうと思った。

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「眠れない夜のために」 [本]

有城佳音「眠れない夜のために」

3月11日以後、3月11日より前の日常が垣間見える本がすべて辛い。
でも、読めた。
日記の「パンツの方を買ってください」が好きかも。

あと、この本のみもさんのイラスト(エッセイ?)、特に好きかも。
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まとめて読書メモ [本]

森光子「吉原花魁日記」朝日文庫

吉原に売られた著者の日記。
伏せ字いっぱいで、
内容もすごく暗くて辛い。
でも、面白かった。
続きの日記も図書館で予約済。

誉田哲也「アクセス」新潮社

ストロベリーナイトで引っかかった好きじゃない感じが強調された感じだった。
恐ろしいことに2004年発行なのに、
設定が古臭い感じ。
インターネットの世界って怖い。

朝倉かすみ「ロコモーション」光文社

とても場末な感じの駄目な恋愛が描かれてるのに
びっくりするぐらい清潔な感じ。
ただれたものが一切ない。それってどうなの?好きだけど。
なんかものすごく読んだことがある気がしたんだけど
「夫婦一年生」書いた人だった。激しく納得。

三浦しをん「しをんのしおり」新潮社

読んだ気もするけどすごく面白かった。
やっぱりしをんさんのエッセイは
やや腐った要素がある女にはたまらんかも。

井上荒野「雉猫心中」マガジンハウス

ただれた大人の人間模様なのか恋愛なのか微妙な小説。
病んだ人がさらに病んでいったり、それに気付いていく過程が
なんか淡々と描いてあって、
いい意味で薄気味悪い。気持ち悪かった。

アンソロジー「ポリリズム」ポプラ文庫

音楽がテーマのアンソロジー。
スピンオフやら別の本との連作が多い気がするのが
すごくずるい。
花村萬月さんのが一番好きかも。


ノイタミナのせいで
「海月姫」という漫画に激ハマり中です。
私はこの漫画的にいうと、中身は腐女子に近いのですが、
ブーツ持ってるからお洒落女子?!
連載立ち読みして涙ぐみそうになるのは
中年としていかかがものだろうと思います。
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読書まとめ [本]

風邪で二週間ほど寝込みつつ仕事も忙しかったので、
すっかりブログ放置してしまいました。

読書まとめ
小路幸也「探偵ザンティピーの冒険」幻冬舎文庫
寅さんで覚えた日本語をあやつるアメリカの探偵が、
日本に嫁いだ妹のために一肌ぬぐという話。
シリーズ化したら、読んでいて辛い話になるだろうけれど、
安心して楽しめた。

宮下奈都「遠くの声に耳を澄ませて」新潮社
若干ずつ話が繋がっている短編集(一応連作なのかしら)。
「うなぎを追いかけた男」の話が一番気に入った。

小路幸也「おにいちゃんの花火」朝日文庫
映画のノベライズ。映画みたら、どんなにダメな映画でも号泣しそう。

井上荒野「グラジオラスの耳」ベネッセ
とても文学的な短編集。表題作のリアルな女の生態的なところが気に入った。
いくつかどうしても意味がわからない短編があって、
そんな自分にとてもがっかりした。

貫井徳郎「灰色の虹」新潮社
冤罪と復讐がテーマの小説で、
特に最後に挿入された回想シーンは何度読んでも泣ける。
で、ドラマの「ギルティ」見るたびに思い出して、やりきれなさ倍増。。。。。

加藤実秋「アー・ユー・テディ?」PHP文芸文庫
主人公の性格に時々ものすごくイラっとするのにすごく可愛くて面白い~。
これ読んでから、「ほっこり」という単語を見かけるたびに笑ってしまって困る。

井上荒野「切羽へ」新潮文庫
方言のセリフがなんだかすごく詩的で一つ一つが美しくて素晴らしい。
恋愛小説も不倫も嫌いなのになんの嫌悪感も感じない不思議な小説だった。
(なんかもうツイッターの荒野さんにめろめろなのね。私。)
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「毒ガスの島~大久野島悪夢の傷跡~」 [本]

「毒ガスの島~大久野島悪夢の傷跡~」中国新聞社

夜中にぼーっと大久野島のドキュメンタリーを見たことをふと思い出して読んでみた。
テレビでは島に限定された視点だったので、
鉱山や運搬、戦後の処理まで追ってあるところが興味深かった。
国家や教育の怖さを思い知らされた気がする。
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「ソウル・ボディ」 [本]

明野照葉「ソウル・ボディ(上・下)」ゴマブックス

人間が進化するとしたら、体じゃなくて心の方だみたいなことが書いてあって、
読みやすいSFなのかしらと思って借りてきたのだけど、
結局のところ個人的には微妙な感じだった。

進化自体はなんか気に入らないけど(ちょっと気持ち悪い)、
進化を受け入れる人間側の反応はそれぞれというところは
まあまあ面白かった。
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「学園のパーシモン」 [本]

井上荒野「学園のパーシモン」文藝春秋

嫌いじゃないけど、結局いろんなことが意味やいきさつがわからないまま終わってしまった感じ。
でも、木綿子という登場人物はなんか好きだし、
気持ちが少しだけわかるような気がした。
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「ソウルケイジ」 [本]

誉田哲也「ソウルケイジ」光文社

姫川玲子のシリーズ。
どうして、私が通ってる図書館には、
ストロベリーナイトとシンメトリーはあるのにソウルケイジはないのだろう。
予約して取り寄せてもらった。

高岡と三島、戸部とその父、日下とその息子の
三つの父子関係(ひとつは疑似?)の対比が
なんだかせつなかった。
ちょっと日下さん素敵かも。

痛そうなシーンはお約束っぽいけど、
どうなんだろう。。。。。
この著者は体が痛いシーンより、心が痛いシーンの方が上手な気がするので、
本当にいるのかをちょっと考えてしまう(う、生意気)。
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「乙女の密告」 [本]

赤染昌子「乙女の密告」新潮社

話題の本だし、書評みて面白そうかなと思って読んでみた。
乙女の集団の心理みたいなところは
肌身にしみてわかる感じがしたのだけど、
私にはそれぐらいしか感じるところはなかった。

でも、今まで読みたくなかった「アンネの日記」にちょっと興味がわいた。
高校生の時、英語の教材で部分的に何度か読んだのだけど、
英語の授業がものすごく嫌いだったので、
アンネもすっかり嫌いになってしまったのだけど、
それは本当に大人げないなと思いなおした。
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「夜は短し歩けよ乙女」 [本]

森美登美彦「夜は短し歩けよ乙女」角川書店

京都が舞台の
ちょっとファンタジーっぽい甘酸っぱい青春小説なのかな?
街や学校の雰囲気がホルモーと似てるんだけど、
京都と京都大学って本当にこういう雰囲気なのかしら。

面白いんだけど、
男の理想と妄想がなんかイライラするかも。
たぶん、この黒髪の乙女が好きって男の人は
わけもなくいじめたくなるだろうなー。。。。。。

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