知らないでは済まされないこと

私の原発に関する知識は中学生ぐらいのころからずっと止まっていた。
渋谷にある電力館というところに弟と一緒によく連れて行ってもらっていたのだけど、
私は電力館の展示が正直好きじゃなかった。
全然興味がもてなかったからだ。
だけど、ひとつだけ忘れられない展示があった。
原子力発電に関するものだ。
子供心に使い終わった燃料をどうするんだろう。
どうしようもないから日本に原子力発電所はないに違いないと思っていた。
大バカだ。

JCOの事故も美浜の事故も柏崎刈羽の事故も他人事だった。
福島の事故で放射性物質が飛んできて
初めて自分がバカ過ぎたことに気づいた。
もう遅いと思う。
でも、今の若い人たちやその子供たちのために
何かできることはないのだろうかとも思う。
それができるなら、自分の心の重荷がちょっぴりだけ減るのだと思う（なくならないけど）。

もう遅いけれど、
自分が使っていた電気がどうやって作られてきたのか知ろうと思う。
政治的にどうやって利用されてきたのかも知ろうと思う。

コメント 2

被爆国でありながら原発を作っているんですから、本末転倒のように思っています。それに原発の建設を進めたのも我々が選んだ国会議員ですから、日本人は喉を過ぎれば熱さも痛さも忘れてしまう生き物になってしまったようです。
普通に動いていれば安全なのはどれも一緒で車も原発も過ちを起こせば人を咎めてしまうもので、まして原発は命に直結するものですから、偉い人だか誰だかの私利私欲のためのものは不要だと考えています。
by Live (2011-04-19 22:58) 

Liveさん

原発はウラン鉱石の採掘から既に危険で、
いろいろな国のいろいろな人を犠牲にしているようです。
ただ、使用済み燃料が怖い、事故が怖いでは済まされないものだとは
知りませんでした。
なんとか日本が原発を少しでも減らして、将来的にはなくす方向に舵をきってくれるように祈っています。いやそういう方向に選挙権を使っていきたい（ま、一人で何もできないけど何もしないより絶対ましだし）と思っています。
by warawa (2011-04-20 14:16)